６月１９日（日）,本校の第１体育館において３年生の引退式を行いました。今年度は３年生部員が１５名いることもあり、練習時間を使って、前半は３年生と１・２年生の交流試合を行うことにしました。昨年からたびたび指導にあたっていただいた長井さんにもおいでいただいて、約２時間、１～３年生がそろう最後の卓球を楽しみました。後半は、３年生の一人ひとりから、卓球部と歩んだこれまでの思いを語ってもらいました。このあと、新キャプテンの発表と１・２年生の決意表明、最後は３年生から長井さんへの感謝を贈ることで式を終えました。
運動部の意義として、優勝など大きな所に目標を置き、日々努力を重ねていくことは当然のことと思います。ただ私は最近、部員たちが引退の時を向かえるとき、試合実績の他に何が残る部活動にしていくか、ということをとりわけ考えるようにしています。様々な課題に対して、自分の頭で考えて実践すること、活動を共にする仲間と考えを共有したり、教え合ったり、励まし合ったりする、そういったことで養われることも、部活動を経験して手にする尊い財産になる、これまで以上にそういう卓球部にしていかなければ、と思っています。ですから、引退式で語られたように３年生の選手たちが、大きな満足感と充実感を持って部活動を後にし、三条卓球部で得たことが、これからの歩みの糧になれば、これに勝る喜びはないと思います。
長井さんには、仕事でお忙しいなか、これまで何度も足を運んでいただき、選手たちの指導にあたっていただきました。改めて感謝申し上げます。