◆冬期講習が始まりました
三条高校では夏に5日間、冬に5日間の講習を実施しています。冬期講習は12月21日と25日~28日の合計5日間です。70分間の講習を1~2年次は3コマ、3年次は5コマ行います。進路学習室には、朝から生徒が自主的に登校し、自学自習を進めています。「量質転化の法則」というものがあり、スポーツや音楽の世界でも、基本的な技術や練習の積み重ねと量を蓄積してはじめて、より良い「質」に転化していきます。学習においても同様で、研究の世界では、まず先行研究を調べるところから始まります。先人たちの研究をきちんと文献や論文で調べ、膨大な量と実験をこなし、そこで研究テーマが見えてきます。高校生の学習においても、土台に「知識・技能」があります。例えば、英文をきちんと読むには、英文のカバー率がどの程度まで到達すればよいのかという研究があります。Grabe(2009)によれば、4000ワード・ファミリー(見出し語10,000語)で英文のカバー率が95%になるとされています。この段階で挫折してしまわないように、日頃から基礎的な事項をきちんと反復・習得する必要があります。そして、得られた知識や技能をどのように活用していくかが重要です。知識・技能の習得はゴールではなく、あくまで「始まり」です。このように学習の原理・原則を理解することで、より良い学びに繋がっていきます。三条生の「学び」がさらに飛躍するように期待しています。
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