帯広三条高校のブログ

2024年11月の記事一覧

令和6年度学校通信第9号発行しました

いよいよ師走を迎えます。帯広も今年初めての積雪。いよいよ冬到来といった感じでしょうか。

さて、学校通信11月号ではそれぞれの年次での探究的な学びを紹介します。1・2年次生は今が探究のピークです。本日も外部から多くの方にお越しいただくことになっています。それだけではなく、外に出て活動する生徒たちもおります。こういった活動から自分が学びたいテーマや人生の指針が定まる生徒もいます。引き続きご理解とご協力をお願いします。12月13日(金)には2年次の探究発表会が本校体育館で行われます。それぞれの探究グループがポスターを作成し、それを使って説明をしていくポスターセッションという形式での発表です。今から楽しみです。

今号の『三条プリズム』では3年3組担任で野球部顧問の佐藤竣介教諭を紹介します。そして生徒へのインタビュー『きらり』は、新しく生徒会長になった小山碧さんにお話を伺いました。お二人とも話がはずんで本当に楽しいひとときでした。毎回思うことですが、記事にするのはごく一部で、書かなかったエピソードがもったいなくてこの文章でよかったのかと後悔するばかりです。自分の文章力の無さがうらめしい・・・・。ともあれ、少しでも二人の魅力が伝わることを祈っています。

学校通信第9号(1129).pdf

                【写真は、今朝(11月29日)の校長室から見た風景です】

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学校開放講座ありがとうございました!

 10月18日と11月1日の2回にわたって行った学校開放講座ですが、いずれも20名ほどの参加をいただき楽しく終えることができました。

 第1回目は江國香織さんの『デューク』を扱いました。一緒に読みながら作者の仕掛けを紐解いていくものでした。かつてセンター試験「国語Ⅰ」に出題された時に、受験生からすすり泣く声が聞こえたという伝説の小説です。「なぜこんな設定なのか」を考えていくと、小説って面白いなあと思える作品です。参加された皆さんからも「おもしろかった」と好評でした。

 第2回目は芥川龍之介の『羅生門』で舞台設定にスポットをあてて読んでいきました。誰しもが高校の時に学んだ小説です。改めて芥川の設定の上手さに触れてもらおうという意図でした。冒頭部分での下人の立ち位置と様子を確認することで下人の置かれた状況、現在の心理、人間性までもが類推できるというもの。高校の授業では最低でも6時間をかけて扱う内容を60分でやりきるのは少し無理があったようでした。もう少し余裕をもってじっくり読んでいった方がよかったと反省しております。

 今回の学校開放講座は、私が公募制校長として5年間お世話になったお礼の意味を込めて企画しました。参加していただいた皆さんに本当に感謝申し上げます。特に受験を控えながらも参加してくれた2名の生徒たちには感謝です。それだけではなくお母さんにも「おもしろいよ」と勧めてくれて、2回目には親子で参加してくれたことに感激しました。私自身、改めて三条高校の校長になれて良かったと思いましたし、教えることの喜びを感じることができました。先程、「お礼を込めて」などと申し上げましたが、かえってこちらがお礼を申し上げなくてはならないほどの感動と喜びをいただきました。この場をお借りして最大限のお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

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