校長日誌
生徒向け校長通信発行しました
最後の校長通信は吉田修さんの『横道世之介』です。僕は彼のように自分に関わった人を明るくするような人間になりたいと思っていましたが、逆に人にしてもらっていてばかりだったような気がします。これから少しでもそうなれるよう励みたいと思います。不定期の連載にもかかわらず、お読み下さいましてありがとうございました。
生徒向け校長通信発行しました
明日の卒業式を前に、卒業生へのメッセージという意味合いで書かせていただきました。私もこの3月で定年退職を迎えます。この5年間の思いを込めました。扱うのは宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りに行く』です。どうぞ読んでみてください。
生徒向け校長通信発行しました
後期中間試験が終わりました。3年次生にとって大学入試に向けてますます集中して受験勉強に励むことと思いますが、1・2年次生はほっと一息といったところでしょうか。リラックスして読書にひたるのもいいものですよ。
というわけで今回の校長通信は三浦哲郎さんの『盆土産』からの一言をとりあげます。どなたにも忘れられない食べ物があると思います。私の思い出の味をエッセイにしましたが、実はもう一つ忘れられないものがあります。それはキウイです。
今では珍しくもなんともありませんが、私が生まれて初めてそれを手にしたのは小学校4・5年生位だったかと思います。お土産にいただいたキウイ。それを包丁で切ったときの鮮やかなグリーンにびっくりした記憶があります。みなさんにはどんな食べ物の記憶があるでしょうか。
三浦哲郎さんの小説には食べ物がよくでてきます。中でも有名なのは『とんかつ』。これもとても心が温かくなる小説です。ぜひ読んでみて下さい。
生徒向け校長通信発行しました
先週の金曜日、十勝で活躍するフォークデュオのMy'sを招いてPTA研修厚生部による講演会が行われました。講演会といっても今回はTalk&Liveという形での実施でした。PTAの方々も20名ほどいらっしゃってくださいました。
白岩さんの軽妙な語りと歌は、彼らのことを知らない生徒たちの心にもしっかり届いたのではないでしょうか。半ば強制された(?)アンコールで、みんなで歌った「ガンバレ」が今でも私の心の中で繰り返されています。というわけで、今回の校長通信は、みんなに「ガンバレ!!」という内容のエッセイです。紹介する本は朝井リョウさんの『チア男子』です。
生徒向け校長通信発行しました
今年度も不定期で校長通信を発行します。
今年度第1号は誉田哲也さんの『武士道シックスティーン』からの言葉「何かを好きになる。夢中になる、そういう気持ちが自分の中にあることを、もっと幸せに思わなくちゃ」を取り上げます。いつまでも何かに夢中になる自分でいたいものですが、今の私は「はて?」
校長通信第37号発行
学校通信では先生方を紹介する『三条プリズム』という連載があります。毎月、先生方のお話しを伺うのですが、先生方の人生の一端に触れることができて、私にとっては大変楽しい一時となっています。今月は卒業生を送り出す野田先生にお話しを伺ったのですが、3年間の生徒たちの成長を振り返る先生のお話を通して私自身も3年間を振り返ることができました。そこで式辞とはまた違うメッセージとして今回選んだ本は、小野寺史宜さんの『ライフ』という本です。「やりたいことは特別なことでなくていい」「生きてさえいれば、人は何者でもある」という言葉に、教員として日頃「夢」「目標」を持つことを訴えていた私はドキッとしたのでした。これからの人生を歩もうとする若者の気負わない、ゆるやかな成長物語です。どうか手にしてみてください。
校長通信第36号発行
12月は恒例の(といっても勝手に自分で決めているだけですが)クリスマス特集です。 今回は図書局のクリスマスフェア(?)とタイアップして、『サンタクロースっているんでしょうか?』を取り上げます。これはご存知の方も多いかと思います。120年以上前にニューヨーク・サン紙に掲載された社説「イエス、バージニア」を訳した絵本です。目に見えないものの価値を問う素晴らしい文章です。今回は原文の一部を紹介しました。著作権はきれているのでネット上で全文を読むことができます。8歳の子向けに書かれている英語ですので、案外読めるかもです。翻訳本と照らし合わせて読むのも面白いかと思います。
校長通信第35号発行
師走です。久しぶりの校長通信です。今回は夏目漱石『坊っちゃん』をとりあげます。今でも中学校の教科書に採用されているということですから、ほとんどの人が知っている話ですが、全てを読んでいるかというと甚だ疑問です。教科書に載っていたものは案外読んだ気になって全部を読むことは少ないような気がします。私も子どもの頃読んだ記憶があったのですが、久々に読んだらなんと面白いこと!私が読んだのは多分、子ども向けにアレンジされたものであったような気がしてきました。坊っちゃんの破天荒さにこんなだったっけ?と新たな驚き。その毒舌(?)のなんと爽快なことか!『坊っちゃん』を読んだ気になっている全ての人に言いたい。もう一度全て読んでみて。坊っちゃんは想像以上の面白さだよ!インターネットで「青空文庫 夏目漱石 坊っちゃん」と検索すれば、全文を読むことができます。
校長通信第34号発行
9月も半ばを過ぎたというのに以前には考えられないような暑さが続いております。このまま冬が短くなればいいのにと思うのは私だけでしょうか?でも、その期待むなしく長期予報では今年の冬は例年並みということだそうです。ならば精一杯、秋を楽しみましょう!
ということで今回は冒険心をくすぐる高野秀行さんの『幻獣ムベンベを追え』を紹介します。といっても、ほとんど私のプチ探検のお話です。
皆さんはシュンクシタカラ湖ってご存知ですか?もし、エッセイを読んで行きたいと思う方がいらっしゃったら、情報収集はきちんとしておいた方がよいです。しょっちゅう通行止めになっていますから。念のため。
校長通信第33号発行
本日の全校集会での校長講話は読解力をテーマにしましたが、暑い中、つい話が長くなってしまって反省しきりです。先日もあるラジオ番組で「最近ムカついたこと」というテーマで「校長の話が長すぎる(怒)」という声を聞いていたのに…次に活かします。
さて、今回とりあげたのは恩田陸さんの『夜のピクニック』からの言葉。与えるだけが優しさではないという内容ですが、若かりし頃の僕はそれが全くわかっていなかったのです…
エッセイには関係ありませんが、私の大学寮でも夜通し歩いて帰ってくるという行事がありました。ただ歩くだけなのに妙な一体感が芽生えて、明るくなって寮にたどり着く頃にはこのまま終わらないでくれと思ったものでした。そんなことを思い出させてくれる僕の大好きな一冊です。
校長通信第32号発行
中間試験も終了しました。というわけで読書へのお誘いです。
今回は、3月まで学習指導員として本校に勤務してくださった小山内さんお勧めの本(生徒から勧められたそうです)からの言葉です。
今は夢を持ちにくい時代と言われています。それどころか年長者から「夢は何?」と幾度となく聞かれることがストレスになるとして一種のハラスメントだという声もあるとか。私も面接指導ではつい聞いてしまいますが、それでもやはり若者には大きな夢をもって未来に向かってほしいなあ。そんな思いを込めたエッセイです。
訂正します。夢を持つのは若者だけではありませんね。いつになっても夢は持ち続けなくちゃ人生おもしろくないですね。私にももちろん夢はあります!
校長通信第31号発行
今年度も校長通信を不定期で発行します。読書につながれば、という思いでエッセイを書いていますが、果たして本当に読みたくなるのか・・・・それはあえて触れずにおきましょう。
さて、今年度第1号は松井信幸さんの『「マエストロ、それは、ムリですよ…」~飯森範親と山形交響楽団の挑戦~』です。新年度のスタートにふさわしくポジティブに行きましょう!