大会報告 全道新人大会
第19回北海道高等学校バレーボール新人大会が2月2日~4日、苫小牧市で行われました。三条は初戦で、最終的にこの大会で3位になった札幌藻岩高校に敗れました。
三条0(23-25 14-25)2札幌藻岩
会場となった北洋大学にて。
バレーボールの神様の声が、はっきりと聞こえました。「お前たちには、まだ早いよ」と。
伏線がありました。年末の全道選抜強化合宿。三条は藻岩に全勝しています。他にも強豪といわれるチームに大きく勝ち越しました。これにより、選手たちは自分たちのバレーに大きな自信を持ちました。しかし、同じ合宿で、明らかに格下のチームに負けてしまうこともありました。これにより、自分たちのメンタルに大きな不安を持ちました。自信と不安。この両方を抱えている状態で、全道大会の初戦が藻岩に決まりました。自信と不安に加え、全道大会初戦の緊張感、藻岩の意地やプライド。これらすべてと戦わなくてはなりません。
第1セットがすべてでした。緊張感のある中で一進一退の試合となりました。その中で、バレーボールの神様は三条に何度もチャンスを与えてくれました。「ここで一気に突き放せよ」と。しかし突き放さなければならない場面で、ミス。最後は23-22の場面で藻岩がタイムアウト。その直後のサーブでミス。これでバレーボールの神様にはそっぽを向かれてしまいました。第1セットの落胆を引きずったまま始まった第2セット。レセプションが崩れ、何もできないまま終わってしまいました。この中で、バレーボールの神様の声が私には聞こえていたわけです。
緊張感のある中で自分たちの力を発揮できない弱さ。突き放さなければならない場面で一気に突き放せない弱さ。気持ちの切り替えができないまま第2セットに入った弱さ。バレーボールの神様の与えてくれた試練を乗り越えられない弱さ・・・。
まあ、仕方ありません。自分たちの弱さと向き合わなくてはいけませんね。
これで令和5年度の公式戦がすべて終わりました。高体連以降で負けたのは、科学大高と札幌藻岩の2敗のみ。どちらも全道のシード校。近いようで遠い全道4強。
ここから4月に新入生を迎えるまでが、三条バレー部の第4クールとなります。基礎的な技術と体力を向上させる時間となります。それに加え、各自が自立して自分の弱さと向き合う時間にしなくてはなりません。今回の負けの理由を心に刻んで、成長しなくてはいけません。「最も重要な大会」である高体連で、全道4強に再チャレンジできるようにチームを進めていきます。
たくさんの応援、ありがとうございました。今後の三条バレー部の成長を見守っていてください。