2024年4月の記事一覧
大会報告 春季大会
令和6年度バレーボール春季高校リーグ大会が4月20、21日に帯広市総合体育館(よつ葉アリーナ十勝)で開催されました。三条は失セットゼロで優勝することができました。
予選リーグ戦
三条2(25-21 25-21)0帯広柏葉
三条2(25-12 25-21)0帯広農業
準決勝
三条2(25-19 25-20)0帯広工業
決勝
三条2(25-20 25-20)0帯広柏葉
新1年生(12、13番)も高校デビューを果たしました。
しんどい大会になることは予想していました。実は春休みに三条の攻撃の中心となるOH「しょうのすけ」が捻挫をしてしまい、今大会には間に合わなかったからです。
2月の新人大会以降、コンビバレーを磨いてきました。相手が対応できないような機動力を持った攻撃をするために、ブロックも固定せずにフリーポジションにするなど、独自の攻撃を目指してきました。そして春休みの旭川遠征で熟成する、というプランでした。しかし旭川遠征にいく前日に怪我をしてしまったため、プランは水の泡となりました。
今大会、練習してきた機動性のある攻撃は封印し、ミドルが速攻に入りサイドに平行を上げる、という単調な攻撃をするしかありませんでした。もしそれで優勝できるなら、それなりに地力がついてきたのかな、と思っていました。試合前の指示は、攻撃力が大きく落ちる分、全員で粘り強く戦いなさい、というものでした。
チームには不安もあったと思います。初日の試合でその不安が試合に表れていました。しかし二日目には互いに声を掛け合い、最後まで集中を切らさずに戦い抜くことができました。優勝、という結果はともかく、チームとして一回り成長できた大会となったように思います。
MVPは、キャプテン「れい」だと思います。素人で入部して3年目、急速に実力を上げてきています。今大会でも速攻の決定率はほぼ100%で、セッターも大事な場面でトスを選択することが多くなりました。サイドにアタッカーを揃える三条にとってミドルの成長は大きなことです。高体連まで1ヶ月、さらに一段階上げてくれることを期待しています。
「しょうのすけ」の復帰も近いと思われます。高体連には応援してくださる方々に楽しんでもらえるような機動力のあるバレーをしたいと考えています。楽しみにしていてください!
新体制
3月28日、私の母が逝去いたしました。葬儀にはバレー部保護者会、OB部員やその保護者など、たくさんの三条バレー部関係者からご供花、ご香料を賜りました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
母が亡くなる前日、三条男子バレー部は新体制となりました。女子バレー部の監督であった池谷内先生が男子バレー部の顧問に就任したのです。私としてはずっと池谷内先生と一緒にやりたかったのですが、学校事情もあって女子の監督をやってもらっていました。この度、学校事情が変わり男子の顧問になってくれることになりました。
このブログを読んでくださっている方は誰もが知っていると思いますが、私はバレーの競技経験がありません。でも、そのことをむしろ強みにしたいと考えています。三条のバレーはオンリーワンだね、とよく言われます。それは私が何にも縛られておらず、バレーという競技に対して自由だからです。私はどこのチームも参考にしません。選手をスカウティングしている強豪チームを参考にしたって仕方がないのです。競技未経験の選手たちを育てなてくはならないのですから。すべては私が自由な発想でチーム作りをしています。というか、そうするしかないのです。
競技経験がないため、私は理屈でバレーを教えるしかないのです。しかし競技経験者の感覚が必要なこともあります。池谷内先生は競技経験者ですので、私が持っていないバレーの感覚を持っています。池谷内先生が男子バレー部に来てくれたことで、私の「理屈」に池谷内先生の「経験」が加わります。これは大きなことです。今後のチームの成長が楽しみです。
母が亡くなったため、私は旭川遠征に行けませんでした。池谷内先生の最初の仕事が遠征の引率となりました。お疲れさまでした。
三条バレー部、今年の第1クールが始まりました。高体連に向けて最も重要な期間となります。他チームも新1年生を加えて強化されていると思います。しかし、高体連は絶対に負けられません。三条バレー部の第1クールを見守ってください。