進路指導部からのお知らせ
◆国公立大学前期日程終了
2月25日(火)に国公立大学前期日程の試験が行われ、三条高校からは101名の生徒が各大学の個別試験(二次試験)に挑みました。大学入学共通テスト後には、二次講習会や個人面接・集団面接と生徒は対策を重ねてきました。個別試験は各大学が問題を作成し、共通テストとの合計点によって合否が判定されます。近年は受験生自身が作成・提出する書類も増えてきており、これらの提出物にも加点されるケースがあります。そして、3月6日~10日の間に前期日程の合格者が発表されます。その後に、中期日程・後期日程と試験が続きます。最後まで粘り強く取り組むことで、より合格の可能性が広がります。皆さんに良き春が訪れることを祈念しています。
~2025年度に開校110周年を迎える帯広三条高校の校舎~
◆2年次共テに向けて動き出す~180名が模試受験~
1月18日19日の2日間に渡って大学入学共通テストが行われましたが、2年次では早速2026年度入試に向けて動き出しました。2月1日~2日に大学入学共通テストの早期模試が実施され、180名が挑戦しました。1月31日に今年度最後となる進学ガイダンスも実施され、受験生として心構えや習慣形成などを確認しました。全世界で1,500万部以上を売り上げ、ベストセラーとなった「Atomic Habits~Tiny Changes, Remarkable Results~」によれば、目標やプロセスには大差はなく、大切なことはアイデンティティの形成としています。①結果→②プロセス→③アイデンティティという結果ベースの習慣形成よりも、③アイデンティティ→②プロセス→①結果というアイデンティティ・ベースの習慣形成が良いと説いています。「継続できる自分」を形成し、主体変容を繰り返すことでプロセスが変わり、最終的に結果も変わることになります。これから2年次が過ごす1年間は、私たち大人が過ごす5年10年に匹敵するくらい大切な時期となります。まずは自分を見つめ、どんな自分になりたいのかを明確にすることが大切です。ぜひ自分の目標に向かって、若いエネルギーを注ぎ込んで、この1年間を過ごしてほしいと思います。
~2年次 共通テスト模試の様子~
◆国公立大学の出願が始まりました
1月27日(月)から2月5日(水)までの期間で国公立大学の出願が始まりました。2025年入試は日本全国で45万7000人が受験しました。本校からは151名が共通テストに挑みました。自己採点結果とリサーチでの分析を基に、担任と面談を重ねて最終的に生徒自身で出願校を決定していきます。本校では「二次講習」と題して国公立大学個別試験の講習を実施し、100分間を基本に志望先に合わせた科目展開をしています。主に記述対策になりますので、設問の観点や答案の書き方や解法を確認しながら過去問や問題集に取り組むことになります。今まで積み重ねた学力を発揮できるよう頑張ってほしいと思います。
~進路室前の閲覧用棚 定期的に大学案内や資料を入れ替えています~
◆1月18日19日 いよいよ共通テストが始まります
2025年1月18日と19日に大学入学共通テストが帯広畜産大学にて行われます。三条高校からは151名が受験予定です。12月20日には、校内にて大学入学共通テスト説明会を実施し、試験時間や持ち物、受験票の扱いなどを確認しました。今年度から国語と数学②で試験時間が10分延長されます。地歴と公民では出題科目が大きく再編され、情報Ⅰが新設されます。冬季休業中も熱心に進路学習室で、3年生が受験勉強をする姿が見られます。最後まで粘り強く、平時の学習成果を充分に発揮してほしいと思います。体調管理にも留意の上、それぞれの自己実現に向けて頑張ってください。応援しています。
~昨年の大学入学共通テストの様子~
◆冬期講習が始まりました
三条高校では夏に5日間、冬に5日間の講習を実施しています。冬期講習は12月21日と25日~28日の合計5日間です。70分間の講習を1~2年次は3コマ、3年次は5コマ行います。進路学習室には、朝から生徒が自主的に登校し、自学自習を進めています。「量質転化の法則」というものがあり、スポーツや音楽の世界でも、基本的な技術や練習の積み重ねと量を蓄積してはじめて、より良い「質」に転化していきます。学習においても同様で、研究の世界では、まず先行研究を調べるところから始まります。先人たちの研究をきちんと文献や論文で調べ、膨大な量と実験をこなし、そこで研究テーマが見えてきます。高校生の学習においても、土台に「知識・技能」があります。例えば、英文をきちんと読むには、英文のカバー率がどの程度まで到達すればよいのかという研究があります。Grabe(2009)によれば、4000ワード・ファミリー(見出し語10,000語)で英文のカバー率が95%になるとされています。この段階で挫折してしまわないように、日頃から基礎的な事項をきちんと反復・習得する必要があります。そして、得られた知識や技能をどのように活用していくかが重要です。知識・技能の習得はゴールではなく、あくまで「始まり」です。このように学習の原理・原則を理解することで、より良い学びに繋がっていきます。三条生の「学び」がさらに飛躍するように期待しています。