進路指導部からのお知らせ
◆今春卒業生の進路結果最終報告 国公立大学110名 私立大学176名合格!
3月1日に本校を巣立っていった16期生の最終的な進路結果(追加合格含む)をご報告いたします。国公立大学合格110名(道内79名 道外31名)私立大学延べ176名(道内102名 道外74名)短期大学7名 高等看護学校18名 専門学校14名 公務員5名 民間就職4名(以上合格者数)となりました。今年度は、北海道のみならず本州 四国 九州 沖縄まで幅広い出願が見られました。また、中期日程や後期日程においても最後まで粘り強く出願しチャレンジする姿勢がありました。3月31日をもって全進路先が確定しました。16期生の皆さんの益々のご活躍を祈念しています。
<道内国公立大学>北大3 樽商6 北海道教育大25 畜大6 旭医1 室工11 北見工3 札医3 札市4 名寄市立1 公立はこだて未来大2 釧路公立6 旭川私立8(道内合計79名)
<道外国公立大学>弘前大4 秋田大1 岩手大1 山形大2 群馬大1 千葉大1 埼玉大1 富山大2 信州大2 山口大1 青森県立保健大4 秋田県立大2 岩手県立大1 高崎経済大2 千葉県立保健医療大学1 横浜市立大1 香川県立保健医療大1 北九州市立大1 名桜大1 芸術文化観光専門職大1(道外合計31名)
<主な私立大学>北海学園大24 北星学園大9名 北海道科学大16 北海道医療大12 札幌大5 北翔大6 天使大2 札幌大谷大1 青山学院大2 神奈川大4 関西外国大3 関西学院大1 神田外国大1 九州産業大1 京都産業大3 近畿大4 駒澤大1 芝浦工大1 順天堂大1 西南学院大1 専修大2 千葉工業大2 帝京大1 東海大3 東京電機大1 東京農業大4 東洋大3 獨協大1 日本女子大1 日本大4 法政大3 明治学院大2 明治大4 立命館大2 (他多数の私立大に合格)
~追伸~ 1年間の進路ホームページを担当しました。生徒・保護者の皆様、大学関係者、予備校関係者など多数の方にお世話になりました。本日をもって最後の執筆となります。1年間お読み頂きありがとうございました。(進路概況はページを最後までスクロールするとダウンロードできます)
~宿泊研修 糠平の地で見つけたふきのとうです。春の息吹を感じます。~
◆速報 国公立大学合格107名!
国公立大学現役合格107名!(過去最多) 北大3名 千葉大1名 埼玉大1名 横浜市立大1名 法政大3名 明治大4名 立命館大2名(一般選抜)他多数
3月22日に後期日程を含め国公立大学の全日程の合格発表が終わり、今年度の3年生(6クラス)は国公立大学の現役合格者が過去最多の107名に達しました。今年度の特徴としては、本州・四国・九州・沖縄まで幅広い出願が見られ、中期・後期日程も最後まで出願する粘り強さがありました。内訳は道内国立大52名 道外国立大16名 道内外公立大38名 専門職大学1名と107名となっています。今後、私立大学の集計および短期大学、高等看護学校、専門学校、就職および公務員についても後日お知らせ致します。
<道内国公立大学>北大3 樽商6 北海道教育大24 畜大6 旭医1 室工11 北見工1 札医3 札市4 名寄市立1 公立はこだて未来大2 釧路公立6 旭川私立8(道内合計76名)
<道外国公立>弘前大4 秋田大1 岩手大1 山形大2 群馬大1 千葉大1 埼玉大1 富山大2 信州大2 山口大1 青森県立保健大4 秋田県立大2 岩手県立大1 高崎経済大2 横浜市立大1 香川県立保健医療大1 北九州市立大1 名桜大1 芸術文化観光専門職大1(道外合計30名)
~3月24日 朝日に映える三条高校の校舎 16期生のご活躍を祈念して~
◆2年次対象 合格者と語る会
3月14日(金)に2年次を対象に「合格者と語る会」を実施しました。3月1日に卒業した3年生49名が来校し、受験勉強のアドバイスや進路決定までの過程などを紹介してくれました。北大・教員養成系・看護系・文系・理系・公務員・専門学校など9つのコースに分かれて、座談会の形を取りました。2年次から感想アンケートでは、以下のようなコメントが寄せられました。
「直接、合格者の話を聞くことで間違いなくモチベーションが上がった。」
「実際に大学に合格している人の話は本当に説得力があり、刺激的だった。」
「入試のことをネットや冊子で調べるよりも、知りたいことを沢山知ることがことができた。」
合格者と語る会を終えてから、2年次の生徒が進路学習室で自習する姿が多く見られるようになりました。自分たちの心に火をつけて、限りある時間を大切に過ごしてほしいです。「受験は期限のある努力」です。いつか必ず来る受験のその時に、力を発揮できるように頑張ってほしいです。
◆1年次対象 卒業生による進路講演会
3月14日(金)に1年次を対象に卒業生(現大学1年)による進路講演会が開かれました。北海道大学・小樽商科大学・北海道教育大学・名寄市立大学・北星学園大学の5校から卒業生9名が来てくれました。高校3年間の受験勉強の取り組みや大学生活について、様々な観点と感性で話をしてくれました。北星学園大学学生の発表では、英文学科と経済学科の説明から始まり、大学スポーツらしいラクロスの実演もありました。1年次生の3名が積極的にステージに上がってくれ、パスの練習をし会場も暖かな雰囲気に包まれました。北海道教育大学からは、教育課程や受験勉強についてのアドバイスをしてくれました。中でも「大学でも友人はできるけど、高校時代の友人が本当に大切で支えになり、一生の関係になる。」という言葉が印象的でした。小樽商科大学の学生は、ユーモラスで二人の掛け合いも交えながら大学を紹介してくれました。特に受験勉強では、友人の存在がとても支えになったと述べていました。名寄市立大学では、丁寧なポワーポイントで発表も明快で分かりやすく、よどみのない説明でした。助産師や保健師、栄養、保育などを多岐に渡る学科を分かりやすく説明してくれました。北海道大学の学生からの発表では、「受験勉強を早く始めること。受験は飽きる時が必ず来るから楽しいと思っているうちに一気に勉強するほうがいい。やる気はやらないとでない。」という言葉が在校生からの感想アンケートでも印象に残ったようです。
卒業生のよる進路講演会は、今年度初めての試みでしたが、1年次のアンケートからも大学生からの発表は良い刺激になったようです。このように部活動だけではなく、三条生として学びの想いや伝統のようなものも世代間で引き継がれていくと良いと思います。これからも三条高校の益々の発展を祈願しています。
◆第5回1年次進路ガイダンス
3月7日(金)に1年次において最後となる第5回進路ガイダンスが行われました。1年間のガイダンスの振り返りから始まり、来年度以降の進路活動や模擬試験などの予定について確認をしました。また、入試のシステムとして一般選抜や学校推薦型選抜、総合型選抜の基本についても振り返りました。進路選択の3つの軸として、①興味ある業界や仕事で考える。②学びたいことや得意分野を基準にする。③将来のライフスタイルから逆算して仕事を決める。などの話がありました。来週は、15期生である卒業生が来校し、受験勉強のアドバイスや大学生活について1年次の生徒を対象にガイダンスをしてくれます。卒業生ならではの言葉ですので、高校生である1年次にも響きやすいと思います。このようにして、部活動だけではなく、学習する姿勢もまた、良き伝統として受け継がれていくと思います。
◆国公立大学前期日程終了
2月25日(火)に国公立大学前期日程の試験が行われ、三条高校からは101名の生徒が各大学の個別試験(二次試験)に挑みました。大学入学共通テスト後には、二次講習会や個人面接・集団面接と生徒は対策を重ねてきました。個別試験は各大学が問題を作成し、共通テストとの合計点によって合否が判定されます。近年は受験生自身が作成・提出する書類も増えてきており、これらの提出物にも加点されるケースがあります。そして、3月6日~10日の間に前期日程の合格者が発表されます。その後に、中期日程・後期日程と試験が続きます。最後まで粘り強く取り組むことで、より合格の可能性が広がります。皆さんに良き春が訪れることを祈念しています。
~2025年度に開校110周年を迎える帯広三条高校の校舎~
◆2年次共テに向けて動き出す~180名が模試受験~
1月18日19日の2日間に渡って大学入学共通テストが行われましたが、2年次では早速2026年度入試に向けて動き出しました。2月1日~2日に大学入学共通テストの早期模試が実施され、180名が挑戦しました。1月31日に今年度最後となる進学ガイダンスも実施され、受験生として心構えや習慣形成などを確認しました。全世界で1,500万部以上を売り上げ、ベストセラーとなった「Atomic Habits~Tiny Changes, Remarkable Results~」によれば、目標やプロセスには大差はなく、大切なことはアイデンティティの形成としています。①結果→②プロセス→③アイデンティティという結果ベースの習慣形成よりも、③アイデンティティ→②プロセス→①結果というアイデンティティ・ベースの習慣形成が良いと説いています。「継続できる自分」を形成し、主体変容を繰り返すことでプロセスが変わり、最終的に結果も変わることになります。これから2年次が過ごす1年間は、私たち大人が過ごす5年10年に匹敵するくらい大切な時期となります。まずは自分を見つめ、どんな自分になりたいのかを明確にすることが大切です。ぜひ自分の目標に向かって、若いエネルギーを注ぎ込んで、この1年間を過ごしてほしいと思います。
~2年次 共通テスト模試の様子~
◆国公立大学の出願が始まりました
1月27日(月)から2月5日(水)までの期間で国公立大学の出願が始まりました。2025年入試は日本全国で45万7000人が受験しました。本校からは151名が共通テストに挑みました。自己採点結果とリサーチでの分析を基に、担任と面談を重ねて最終的に生徒自身で出願校を決定していきます。本校では「二次講習」と題して国公立大学個別試験の講習を実施し、100分間を基本に志望先に合わせた科目展開をしています。主に記述対策になりますので、設問の観点や答案の書き方や解法を確認しながら過去問や問題集に取り組むことになります。今まで積み重ねた学力を発揮できるよう頑張ってほしいと思います。
~進路室前の閲覧用棚 定期的に大学案内や資料を入れ替えています~
◆1月18日19日 いよいよ共通テストが始まります
2025年1月18日と19日に大学入学共通テストが帯広畜産大学にて行われます。三条高校からは151名が受験予定です。12月20日には、校内にて大学入学共通テスト説明会を実施し、試験時間や持ち物、受験票の扱いなどを確認しました。今年度から国語と数学②で試験時間が10分延長されます。地歴と公民では出題科目が大きく再編され、情報Ⅰが新設されます。冬季休業中も熱心に進路学習室で、3年生が受験勉強をする姿が見られます。最後まで粘り強く、平時の学習成果を充分に発揮してほしいと思います。体調管理にも留意の上、それぞれの自己実現に向けて頑張ってください。応援しています。
~昨年の大学入学共通テストの様子~
◆冬期講習が始まりました
三条高校では夏に5日間、冬に5日間の講習を実施しています。冬期講習は12月21日と25日~28日の合計5日間です。70分間の講習を1~2年次は3コマ、3年次は5コマ行います。進路学習室には、朝から生徒が自主的に登校し、自学自習を進めています。「量質転化の法則」というものがあり、スポーツや音楽の世界でも、基本的な技術や練習の積み重ねと量を蓄積してはじめて、より良い「質」に転化していきます。学習においても同様で、研究の世界では、まず先行研究を調べるところから始まります。先人たちの研究をきちんと文献や論文で調べ、膨大な量と実験をこなし、そこで研究テーマが見えてきます。高校生の学習においても、土台に「知識・技能」があります。例えば、英文をきちんと読むには、英文のカバー率がどの程度まで到達すればよいのかという研究があります。Grabe(2009)によれば、4000ワード・ファミリー(見出し語10,000語)で英文のカバー率が95%になるとされています。この段階で挫折してしまわないように、日頃から基礎的な事項をきちんと反復・習得する必要があります。そして、得られた知識や技能をどのように活用していくかが重要です。知識・技能の習得はゴールではなく、あくまで「始まり」です。このように学習の原理・原則を理解することで、より良い学びに繋がっていきます。三条生の「学び」がさらに飛躍するように期待しています。
◆今年も各大学の校内説明会ありがとうございました
帯広三条高校では、放課後の時間を活用して校内での看護学校・短大・4年制大学の説明会を実施しています。2024年度の説明会は以下の通りでした。室蘭工業大学副学長の清水一道先生には1年次240名を対象に「大学での学び」について講演をして頂きました。また、1年次全体で外部進路相談会にも参加するなど、生徒自身の視野を広げていく進路活動を実践してきました。事後アンケートの結果からは、ホームページや大学案内だけでは得られない「対面ならでは良さ」について言及している生徒の感想が多く見られました。やはり、相手の表情を見ながら、言葉を交わし、説明を受け、能動的に質問をしていくことで、より進路意識が深まっていきます。今後も帯広三条高校の生徒にとって、より良き道が拓けていけるように進路指導部としても尽力していければと思います。
帯広看護専門学校 6月12日(水)33名参加
帯広大谷短期大学 6月13日(木)12名参加
帯広高等看護学院 6月17日(月)23名参加(3年次のみ)
名寄市立大学 6月25日(水)23名参加
札幌医科大学 9月12日(木)64名参加
公立はこだて未来大学 9月19日(木)15名参加
~帯広看護専門学校説明会の様子~ ~1年次第3回進路ガイダンス「大学での学びとは何か」~
~1年次PTA研修会 保護者向け進路ガイダンス~ ~外部進路相談会にて~
◆本校での生徒向け進路ガイダンス~2024 Version~
本校では各年次で1年間に4~5回の生徒向け進路ガイダンスを実施しています。進路指導部から生徒全員に対して共通の情報を提供することで、受験に関する知識を学び、意識を高め、それぞれの進路実現に繋がるようにしています。2024年度は以下の内容で行いました。
【1年次】
第1回(4月) 〇1年間の進路活動 〇Atomic Habitsの習慣形成について 〇学習の質と量の関係について
第2回(5月) 〇キャリアプラン 〇仕事の分類~世の中には3万種類~ 〇学部学科の全体像~大学とは?~
第3回(10月) 〇「大学での学びとは何か」(室蘭工業大学副学長 清水一道氏)
第4回(10月) 〇外部進路相談会に向けて 〇ブランディング(じぶんのやりたいこと)のワークショップ
第5回(11月) 〇大学入試のシステム 〇一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜 〇受験科目の仕組み
【2年次】
第1回(4月) 〇受験科目における注意点 〇大学等の検索方法~情報は自分で~ 〇大学入学共通テストの変更点
第2回(5月) 〇共通テストの特徴とボーダーライン 〇受験科目を多面的に捉える 〇学費について
第3回(8月) 〇入試の現状と受験環境 〇志望大学を考えるプロセス 〇現役合格のためにすべきこと
第4回(10月) 〇記憶と記録のメカニズム(アナログとデジタルの関係性) 〇効果的な学習方法 〇1年後を見据えて
第5回(12月) 〇総合型選抜ガイダンス 〇総合型選抜の特徴
【3年次】
第1回(4月) ◆進路別ガイダンス(4年制大学・看護専門学校・就職公務員に分かれて実施)
第2回(8月) ◆面接全体指導(面接の基本)
第3回(9月) ◆第1回共通テスト説明会(受験科目・今年度の変更点・出願の方法他)
第4回(12月) ◆第2回共通テスト説明会(受験票・集合時間・持ち物・受験上の注意他)
この他にも年次毎にPTA研修会の中で保護者向けの進路ガイダンスを実施し、150名ほどの保護者の方々が参加してくれています。1月以降に実施するガイダンスも予定されています。また、今年度は卒業生の講話や座談会もあります。様子については進路指導部のホームページにてご報告できればと思います。
◆ふれあい看護とナイチンゲール
三条高校では毎年25~30人くらいの看護師希望者がいます。今年もふれあい看護体験が行われ、帯広厚生病院では24名、老人保健施設あかしやでは2名がお世話になりました。看護の日の制定は、イギリス出身のフローレンス・ナイチンゲール(1820-1910)に由来します。クリミア戦争で負傷兵に献身的な看護を行い、病状を統計的に示し、多角形グラフを作成しました。また、ランタンを持って毎日夜回りをしたことから「ランプの貴婦人」とも呼ばれました。さらに看護に関する専門教育を施した看護師養成の必要性を説き、ナイチンゲール看護学校が創設されました。その後もイギリス各地に看護学校が作られ、現在に近い看護師養成体制が整うこととなりました。彼女はボランティアによる救護団体の常時組織設立に反対し、「構成員の自己犠牲にのみに頼る援助活動は長続きしない」という考えを持っていました。その考えを表す言葉が「犠牲なき献身こそ真の奉仕」というものです。持続的・永続的に看護医療体制を整えるためには、ボランティアだけではいけないと強く感じていたのかもしれません。
さて、話題はふれあい看護体験に移ります。保健施設「あかしや」では、視野狭窄眼鏡や重りを付けて、不便さを実際に体験し、高齢者の立場になって物事を考える経験をしました。厚生病院では、手浴・足湯・血圧測定などを看護師の指導の下、体験させて頂きました。看護体験の後に全員感想文を書いてもらいましたが、貴重な体験を通じて、ますます看護師になりたいという夢を強くしたようです。今回、多忙な業務に関わらず受け入れてくださった医療機関・医療従事者の方々にこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
~ランプの光を灯しながら看護するナイチンゲール~
◆進路学習室の紹介
今回は帯広三条高校の進路学習室を写真と共に紹介いたします。各大学や専門学校、看護学校の大学案内を多く取り揃え、大学入試問題集は毎年更新をしています。かなり広めの学習室で、足音がしないようにカーペットが敷かれています。放課後には、生徒がここでよく学習しています。秋頃になると主に3年生の生徒が多く来ますので満員になることもよくあります。今年の卒業生にお願いをして、赤本や大学案内、共通テストの問題集を寄付してもらいました。想いの詰まった問題集ですので、きっと幸運のご利益があると思います。しっかりと合格のバトンを繋いで、3年生の自己実現を心から祈っています。
~進路学習室です。広いスペースで学習できます~ ~大学入試や小論文などの問題集を取り揃えています~
~全国の大学案内を綺麗に整理してあります~ ~全国の赤本です。今年は表紙がリニューアルされます~
◆1年次第2回進路ガイダンス「職業・学部学科研究」
5月17日(金)に1年次を対象に第2回進路ガイダンスを行いました。今回のテーマは、「職業・学部学科研究」です。まず、世の中にはどのくらい職業があるのか確認しました。厚生労働省によると、17000種類の仕事があるそうです。さらに15分類に分けられ、ワークシートを使いながら、約240名が自分の興味・関心を探りました。職業選択では次の4つのポイントがあります。①自己分析 ②適性を知る ③社会的関心と理解 ④キャリアプランニングです。さらに、なりたい自分についてどのように考えるかも共有しました。ポイントとして、①夢を言葉にする ②社会的接点を増やす ③好きと得意の違い ④夢はすでにそこにある です。中盤では、大学の学部・学科について、生徒自身でフリートークを交えながら全体像を俯瞰して、考えてもらいました。また、全国の大学や道内の大学について、大学マップやスライドを使いながら情報共有しました。1年生のうちは、まず学習習慣を付け、学習の質は量に支えられることを意識し、確かな「学力」を付けてほしいです。そして、社会的な関心と接点を多く持ち、自分の夢ややりたい仕事、なりたい自分に出会ってほしいです。次回のテーマは、大学での学びや入試のシステムについてです。より良い高校生活になるよう日々、頑張っていきましょう。
◆小樽商科大学 大湊氏講演会「問いの立て方」
5月10日(金)「総合的な探究の時間」に小樽商科大学より大湊 亮輔氏をお招きし、「問いの立て方」をテーマとしたワークショップが本校2年次を対象に実施されました。大湊氏は、同大のグローカル戦略推進センター産学官連携推進部門学術研究員としてご活躍されています。講演の冒頭では、バイアス(固定観念・偏見)に関する話や物事の見方は角度で変わることを紹介され、実際に「問い」の立て方について生徒はグループで話し合いをしました。「なぜ」「そもそも」というキーワードを使いながら、どのように課題設定を行えばよいのか、その思考過程についても説明がありました。メモを取りながら真剣に話を聞く生徒の姿が印象的でした。大湊氏から許可を頂いていますので、講演の様子を写真と共にご紹介致します。このように「社会的な接点」を多く持つことで、生徒自身が視野を広げ、物事の考え方を身に付け、知識や教養を基盤として、思考力・判断力・表現力を高めてくれることを期待しています。
◆3年次最初の共通テスト模試始まる
ゴールデンウイーク最終日の5月6日(月)に今年度最初の3年次共通テスト模試を行いました。92名が受験をし、朝の8:45から5教科8科目に取り組みました。新課程初年度ということで、国語が80分から90分に、数学②が60分から70分に変更になりました。3年生はみな真剣な顔つきで一つ一つの科目に取り組んでいました。今後の日程についてお知らせします。
【共通テスト模試】6月1日(土)8月17日(土)9月7日(土)10月19日(土)11月2日(土)11月23日(土)
【記述模試】6月23日(日)8月24日(土)10月5日(土)10月12日(土)
【ハイレベル・難関大模試】9月28日(土)10月26日(土)11月4日(月)
この他にも看護模試や小論文模試、公務員模試などを充実させています。ほぼ全ての模試において校内での受験が可能です。1年間の計画をしっかりと立てて、学習のバロメーターとし、各自の進路実現が果たせるように努力を積み重ねてください。
◆今春卒業生 国公立大100名・私立大延べ215名合格
R5年度 現役生国公立大100名 私立大215名合格!
帯広三条高校のホームページリニューアルと共に今春卒業生の進路実績(6クラス)をアップしました。現役で国公立大には100名が合格し、私立大学には延べ人数で215名(道内131名 道外84名)が合格しました。短期大学には10名、高等看護専門学校には17名、専門学校15名、公務員9名、民間就職1名、留学1名という結果でした。特筆すべきは、前期日程での合格率が79.5%に達したことです。1年次より主要教科で基礎力を積み上げ、夏期講習や冬期講習の参加率も高く、課題だけではなく、自主的な学習にもよく取り組んでいました。Cプロでの活動においても自分の将来やキャリアについてよく考える姿がありました。面接や小論文指導では、何度も職員室に足を運ぶ生徒が多くいました。生徒と年次団の気持ちがうまく噛み合い、良好な関係が互いの信頼へとつながり、受験間際の最後まで学校に来て添削を受けたり、友人同士で教え合う生徒の姿が印象的でした。4月からはそれぞれが新天地へと向かい、新しい生活が始まっています。受験を通じて感じた保護者への感謝や友人の存在、周囲の支えを胸に今後の社会において活躍してくれることを期待しています。(令和5年3年次団一同)
【国公立大学合格数】北海道大2 小樽商科大10 北海道教育大19 室蘭工業大7 北見工業大4 帯広畜産大2 旭川医科大1 弘前大13 茨城大1 信州大2 静岡大1 広島大1 高知大2 防衛大学校1(合計66)
【公立大学合格数】釧路公立大4 公立はこだて未来大6 公立千歳科学技術大4 札幌医科大1 札幌市立4 名寄市立大5 旭川市立大1 富山県立大1 都留文科大2 岐阜薬科大1 神戸市立外国語大1 兵庫県立大1 島根県立大1 県立広島大1 北九州市立大1(合計34)
私立大学・専門学校・公務員・民間就職につきましては、別紙にまとめてあります。ダウンロードしてご覧ください。
~三条高校前の桜が満開です。卒業生の前途が幸せな色で包まれますように・・~
◆2年次進路ガイダンス
4月19日(金)に2年次にて進路ガイダンスを行いました。新課程入試の変更点、入試科目、社会と理科の受験パターンについて話をしました。また、大学の検索方法をQRコードを使いながら、ワークショップ形式で行いました。ガイダンスが始まるとすぐに生徒たちはメモを取り始め、真剣に話を聞いていました。「手書き学習とデジタル学習」については、プリンストン大学のパム・A・ミューラー氏が比較研究をしています。概念の理解や記憶の定着について「手書き学習」のグループに有意な差が出たと報告しています。これは、文字を手で書くことで、感覚入力が刺激され記憶に残りやすいからです。人が話すスピードは1分間におよそ100語くらいになりますが、書くスピードは1分に10~15語程度です。つまり、脳内で話者の内容を「要約」しないといけません。この認知作業が記憶と理解度を高めるとされています。また、メモを取るには「人の話を真剣に聞く」ことが必要です。したがって、ガイダンスや授業において、手書きでメモやノートを取ることは有効であると考えられます。2年次では、これらのメモを基に7時間目には、教室でさらにポートフォリオにまとめました。メモをさらに再構築して整理するので、より理解が深まります。学習には、認知心理学や学習理論の理解が欠かせないのです。2年次が、今後の高校生活で文武両道を果たしながら躍進してくれることを願っています。
◆1年次宿泊研修進路ガイダンス
4月17日(水)糠平にて1年次宿泊研修の進路ガイダンスが行われました。学習の質と量の関係や習慣形成について、新入生と共に参加型のガイダンスを行いました。今回は、James Clear の「Atomi Habits」から結果ベースの習慣形成とアイデンティティベースの習慣形成の話をしました。James Clear によれば、行動変化には3つの層があり、①結果の層 ②プロセスの層 ③アイデンティティの層があると説明されています。また、最少習慣が持つ力についても書籍の中で理論的に展開されています。新入生は、真剣なまなざしで約50分間の話を聞いてくれました。
さらに、帯広三条高校での進路活動における1年間の流れや、今春卒業した生徒の進路実績についても紹介しました。1年生というのはまるで白いキャンバスのようです。これから3年間で様々な色とともに彩りあふれる素敵な高校生活を送ってくれることを祈念しています。
◆3年次進路別ガイダンス
4月12日(金)に3年次にて進路別ガイダンスが行われました。大学・看護・専門学校・就職及び公務員の4つのグループに分かれ、本校教員から説明がありました。大学グループでは、総合型選抜・学校推薦型選抜及び受験科目や入試日程についての確認がありました。大学入学共通テストは新課程入試の初年度になります。7月の入学者選抜要項での動向に注視したいところです。看護グループでは、看護受験について詳しい説明がありました。専門学校グループでは、様々な進路に対応するため、過去の進路実績も踏まえてガイダンスが行われました。就職・公務員グループでは、就職試験や公務員試験の流れ、模試のスケジュールについても確認が行われました。真剣なまなざしで話を聞いている3年生の姿が印象的でした。それぞれ自己実現に向けて、しっかりとした準備をこれから進めてほしいと思います。
◆室蘭工業大学 清水一道氏講演会
3月14日に本校にて室蘭工業大学より副学長の清水一道教授をお招きし、講演会を実施しました。「工学への誘い」と題して現2~3年生の約40名を対象にお話をして頂きました。数学や化学、工学がいかに身近な生活と結び付いているかを分かりやすくユーモアも交えて講演して頂き、生徒達は楽しくかつ熱心に話を聞いていました。優しい朗らかな人柄も印象的でした。清水先生は日本鋳造工学会の会長もされており鋳物についても説明がありました。「学びとは何か?」「人の出会いや縁とは何か」についてもお話しされ、大変興味深い講演でした。清水先生に写真掲載の了解を得ていますので、当日の様子を写真と共にご紹介します。貴重かつ素敵な時間を共有して頂き、本当にありがとうございました。