男子バレーボール部のブログ
富良野遠征
週末、富良野高校にお邪魔して練習会に参加させていただきました。富良野遠征は春高全道前のこの時期に毎年行っています。今年は北北海道の各地区の第1代表が勢揃いしたため、さながら「北北海道大会」の様相でした。
春高の予選が終わって2週間。春高は予選から全道まで日数があるので、チームに手を加えることができます。で、三条も新しい戦術を取り入れました。実は私の頭の中には、春高が終わって新チームになってから導入しようと思っていたのですが、予定より早めての導入となりました。「できるんじゃないかな?」というおぼろげな感覚があったからです。
わずか2週間ではありますが、ずっとその練習をやっていました。選手たちはこの戦術の意図は理解したようです。この富良野遠征でそれを試してみたい、と考えていました。
しかしながら、まだ早かったようです。この戦術は、セッターのトスのセレクトがすべてであると言えます。まだセッターにそれだけの余裕も自信もない、ということです。どうしてもミスを恐れて思い切ったトス回しができませんでした。まあ、仕方ありません。まだ始まったばかり。そんなに簡単なものではありません。まあ、これから熟成させて、全道大会で少しでも表現できるようにしたいと考えています。ただ、この戦術を完成させるには長い時間が必要ですので、全道大会後も見据えて、焦らずに熟成させていきます。
集まった先生方とは「本番で当たりたくないね」と話していました。私たちには「北北海道のチーム」という意識があります。北北海道勢で食い合うのではなく、南北海道の強豪を倒していきたい、という矜持があるのです。そして今回集まったチームは、その可能性を持つ力を持っています。
組み合わせ抽選は、28日。どうか願いが届きますように。
週末のこと
先週末は、スポーツの日がありましたので三連休となりました。ずっと選手たちは休みなく活動していましたので、三連休の三日目は練習をお休みにしました。疲れをとって今日からの練習に励んでほしいと思います。
さて、そんな週末、土曜日の夜に保護者の皆さまが、ささやかな祝勝会を開いてくださいました。このように保護者の皆さまと仲良くさせていただいていることは、必ず選手にも好影響をもたらしますし、なにより私の考えを知ってもらったり、選手たちが体育館では見せない素顔を知ることができたり、と互いにいいことだらけなんです。
最後のデザートに、お店の配慮でこんなものが出てきました。
全道出場に満足はしていません。先週の練習から全道で勝つためのメニューを加えています。ここから約1ヶ月、どこまで完成するかはわかりませんが、全道で旋風を吹かせるべく頑張っていきたいと思います。
さて、翌日の練習を終えた後、私は妻と二人で北見まで車を走らせました。北見には私の北見時代のバレー部の教え子が営んでいる料理屋があります。久々にそこに行って、おいしい料理を堪能したくなったのです。
新学期が始まって半年、今年の私は忙しすぎます。1年生の担任を持ち、初めてやる教科を担当し、3年生の進学講習もやらなきゃならないし。そしてバレー部の練習。ちょっと自分にご褒美をあげたくなったのです。
まあ、教え子とは近況を報告し合ったり、当時の連中の現在の様子を聞いたりと楽しい時間を過ごしました。驚いたのは、彼らの現在の年齢が当時の私の年齢を超えていたことです。年取ったなぁ…。
付け出しの写真です。
宣伝です。北見市の「寿司割烹 粋里」です。北見にお越しの際は、ぜひご利用ください。味は私が保証いたします。
大会報告 選手権地区予選会
第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会北海道代表決定戦帯広地区予選会が、10月1日(日)に白樺学園高校体育館で行われました。この大会で三条は優勝し、11月15日(水)から北海道立総合体育センター(北海きたえーる)で行われる全道大会の出場権を獲得することができました。
準決勝
三条2(25-12 25-23)0帯広工業
決勝
三条2(25-17 26-24)0白樺学園
大会前にチームで共有していた戦術は、「サーブで崩してブロックで仕留める」、いわゆる「サーブ&ブロック」をどれだけ出していけるか、ということでした。結果として準決勝も決勝も同じような内容となりました。第1セットはサーブ&ブロックが炸裂して一方的な展開となりました。狙い通り。しかし2セット目になると、とたんにサーブが甘くなり、後半にもつれた展開となってしまうのです。原因は、ただ一つ。「心が弱い」。まだまだメンタルを鍛える必要がある、ということです。
とはいえ、1年生が主体の若いチームです。優勝の瞬間は喜びを爆発させていました。それだけ「負けられない」というプレッシャーの中で戦っていた、ということなのでしょう。今後も地区においては「打倒三条」を掲げる他チームの標的になっていきます。そのプレッシャーをはねのけて勝ち続けなければなりません。メンタルもそうですが、技術や戦術面でも成長し、他チームの追随を許さない状況を作っていきたいと考えています。
1年生が主体のチーム、ということで、チームはまだまだ土台作りの段階です。その段階で優勝できている、ということは、それなりに土台が大きい、ということは言えると思います。土台が大きくなければ高い建物を建てることはできません。これから少しずつ建物を建てていく作業です。最終的な完成形はまだまだ先ですが、とりあえず春高の全道大会までにはここまで仕上げよう、という青写真は私の頭の中にはあります。全道でもちょっと注目されるチームにしていきたいと思います。
保護者をはじめ、一般の生徒などたくさんの応援をいただきました。ありがとうございます。会場が白樺、ということもあり白樺野球部のものすごい大声の応援があり、会場は騒然としていました。そういうなかで試合ができたことも経験としては大きかったのかな、と感じています。
春高全道に向けて、チーム一丸となって頑張っていきます。今後ともよろしくお願いいたします。