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大会報告 選手権全道大会

第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会北海道代表決定戦が11月15~18日に北海道立総合体育センター(北海きたえーる)で行われ、三条は2回戦で、優勝した北海道科学大学高校に敗れました。

1回戦 三条2(25-11 25-13)0深川西
2回戦 三条0(14-25  8-25)2北海道科学大高

何もかもが初めての経験となりました。

初戦の深川西高戦。戦略的にはサーブで崩してチャンスボールをシンクロさせて攻撃する、といったところでした。ところが試合当初は緊張でガチガチで、思い切ってサーブを打てないし、攻撃も恐る恐るやっている感じでした。それでもラリーを取っているうちに徐々に緊張も取れてきたようでした。2セット目は会場にも慣れて力を発揮しはじめ、最後は10連続サービースエースで試合終了でした。まあ、あの緊張感は、彼らにとって人生で初めての経験ではなかったのでしょうか。

2回戦の科学大高戦。初戦とは逆にどれだけレセプションで踏ん張ってラリーに持ち込めるのか、といったところでした。試合当初は相手も慎重に入ってきたため、いいラリーを取りきることもできたりと、強豪相手に善戦しました。しかし相手も徐々に力を発揮しはじめ、2セット目にはあり得ない高さからの強烈なジャンプサーブが連続して炸裂し、最後は心を折られるような形となってしまいました。戦術的にどうのこうの、と言うことはないのですが、とにかくサイドの選手の運動能力が高い。特にオポジットの選手は手がつけられない高さと能力でした。まあ、「バレーあるある」ですね。一人の選手にやられてしまうという典型的な試合でした。

二つの経験。
異様な緊張感を味わった初戦、全道トップの実力を肌で感じた2回戦。三条は始まったばかりのチームですので、この経験を今後の練習にどう活かしていくかが大切です。1年生ばかりのチームですので伸びしろしかありません。今回の経験を踏まえて、甘さを捨てて人間として成長してくれることを願っています。

3年生の「ひろむ」にとってのラストの大会となりました。3年間、お疲れさまでした。満足できた3年間であったかどうかはわかりませんが、卒業後もバレーを続けていくと思います。人としての成長がバレーの技術につながっていきます。楽しみながら頑張っていってください。

三条は今週は後期期末考査です。週末から練習再開です。今年の第3クールは「ひろむ」の抜けた後のチームを構成することです。1月の新人大会で確実に全道大会に出場することが現実的な目標となります。

保護者をはじめ、たくさんの方々に応援いただきました。インスタライブでも50人を超える人が見守ってくれていました。ありがとうございました。もっと皆さまを感動させることができる試合をしていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

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全道ウィーク

いよいよ春高の全道大会が行われます。明日、札幌に向けて出発します。
春高の全道大会、今年の三条チームとしての位置づけは「一人残ってくれた3年生の集大成」と「主力の1年生の高校バレーの出発点」といったところでしょうか。残ってくれた3年生「ひろむ」にとっては最後の高校バレーの舞台となります。バレー大好き男の「ひろむ」は、高校入学時に「俺は三条では勉強はやらない。バレーしかやらない」と宣言し、見事にそれを実践しました。最後の舞台をしっかりと楽しんでほしいと思います。1年生にとっては初めての全道大会です。ほとんどの選手は「きたえーる」でプレーすることも初めてです。まだまだ技術的にも人間的にも未熟ではありますが、これからのチームとして、また選手としての成長の第一歩になってくれれば、と思います。応援してくださる方もたくさんいます。勝負の結果は別にして、一丸となって戦う姿をご覧に入れられれば、と思います。


「ひろむ」を囲んでのショットです。

なおご報告ですが、公務員を目指して活動していた「ひろむ」が、無事に広尾町役場への就職を決めました。これで心置きなく全道大会に行けます。よかったね。
ところで、これで三条バレー部3人目の広尾町役場への就職です。
大丈夫か、広尾町・・・。

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何を感じたのかな?

春高全道大会が近づく中、週末は札幌藻岩高校にお邪魔してデスマッチで練習試合をさせていただきました。

藻岩高校は2月の全道新人大会で優勝しています。6月の高体連はアクシデントもあり全国大会へ出場することはできませんでしたが、メンバーがそのまま残っているため、北海道のトップチームであることは間違いありません。
夏休みにも練習試合をお願いしましたが、その時は圧倒的な力の差に、最後は心を折られて帰ってきました。あれから3ヶ月、どのくらい通用するのか楽しみにしていました。

藻岩高校は各ポジションにタレントが揃っています。安定したレセプション、ディグから好セッターが回していきます。こちらがノーブロックで打ち込まれることも度々でした。サウスポーのオポジットはバックアタックも強烈です。これが全道トップの実力なのです。コートに立った選手が一番感じたと思います。

今回感じたことを明日からの練習の中に活かしていってほしいと思います。特に「バレーに取り組む姿勢」について考えてほしいと思います。それは練習における姿勢でもあるし、試合に臨む姿勢でもあります。つまり、バレーの技術以前のところです。そこがトップチームに追いつかないと永遠に勝てるはずはありません。

頑張って成長していきましょう。そもそも部活動は人として成長をしていく場なのです。選手一人一人の人間としての成長がチームの成長となっていくのです。

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週末の練習には・・・

毎週のように土日の練習に顔を出してくれる人がいます。
根竹星汰くん。帯広農業高校の3年生です。

私が彼のプレーを初めて見たのは、彼が中学生の時です。おっ、と目を引くほどの好リベロでした。リベロには「全力系」と「脱力系」とがあるのですが、彼は典型的な「脱力系」でした。ボールが来る場所にさっと入って、軽々と上げる姿に目を奪われたのを覚えています。バレーボールはレシーブがなければトスもアタックもないわけで、好リベロがいればそれだけでラリーが安定します。「三条に来てほしいなぁ・・・」と思っていましたが、彼は農業高校に進学しました
その彼が、高体連が終わって農業高校での活動を引退してから頻繁に三条の練習に顔を出してくれています。まあ、バレーが好きなんですね。週末練習のAB戦のBチームのリベロに入ってくれます。Aチームとしても、中途半端な攻撃をしても軽々とレシーブされてしまいますので必死です。彼が入ってくれているだけでラリーの質が格段に上がるのです。


昨日の練習後です。中央の青いTシャツが根竹くんです。まるで三条の選手のように馴染んでいます。

今更なんですが、「三条に来てほしかったなぁ」と私が言うと、「僕も三条に来ればよかったと後悔しています」と返してくれます。まあ、本当に今更なんですが。

根竹くんの協力もあり、充実した週末練習となっています。
全道大会が近づいてきました。組み合わせも発表されました。一発トーナメントですので、まずは目先の試合に全力を尽くします。初戦は深川西高校です。どうぞよろしくお願いいたします。

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恒例の・・・

先週、2年生は見学旅行でした。
で、恒例となっている残留選手に対するレシーブ強化週間となりました。講師は女子バレー部監督の池谷内先生です。池谷内先生はレシーブにこだわりをもっています。前任の釧路工業時代も粘り強くレシーブをするチームを作っていました。

この間、私は空いている体育館の半面で、ひたすら走っていました・・・。

週末、見学旅行から帰ってきた2年生も入れて実戦練習を行いました。明らかにレシーブの意識が変わったと感じました。レシーブの技術は簡単に身につくものではありません。常に形を意識しながら取り組むことで、徐々に身についていきます。意識することが大切なんです。チームにとって大きな転換点となったのなら喜ばしいことです。池谷内先生に感謝ですね。

徐々に全道大会が近づいてきました。今週末には組み合わせ抽選が行われます。1年生にとっては入学後初めての全道大会、3年生の「ひろむ」にとっては3年間の集大成となる全道大会となります。チーム一丸となって頑張っていきます。

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