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大会報告 大森杯

令和5年度バレーボール大森杯高校大会が12月10日(日)、本校体育館で行われました。三条は失セットすることなく優勝することができました。

準決勝 三条2(25-14 25-17)0帯広柏葉
決勝  三条2(27-25 25-22)0白樺学園

時間がなさ過ぎです。
春高の全道から帰ってきて、すぐに中間テストが始まり、その最中に1年生がインフルエンザのために学年閉鎖となったためテスト期間が延期となり、ようやく練習を始められたのは全道から2週間後です。そして約10日間の練習で今大会を迎えました。3年生が一人引退したため、ローテーションとポジションに変更がありました。新しくコートに立った「れんと」とポジション変更のあった「らいお」。相当な負担だったと思います。お疲れさまでした。

わずか10日間ほどの練習ではあったのですが、練習中の雰囲気が明らかに変わりました。練習に取り組む姿勢がよくなりました。そのことが今回の結果につながったことは明白で、試合中もしっかりと集中できていましたし、必要な声も出ていました。「勝ちたい」ではなく「負けられない」という緊張感のなかで試合をしていました。こういう経験がチームを育てていきます。
まあ、突き放さなければならない場面でミスが出て突き放すことができなかった、という反省点はあります。原因は、弱い心。選手たちも、自分の心の未熟さを痛感していることと思います。これからの練習の中で解消していくしかありませんね。

新人大会の前哨戦と位置づけられる大森杯。ここから予選まで約1ヶ月。冬休みは12月に全道の強豪が勢揃いする北海道バレーボール協会主催の選抜強化合宿に選抜されて参加してきます。1月は、いつもの「互助会」メンバーが三条に集まって強化練習会を行います。実践を繰り返す中で一気にチームを熟成させていきます。しっかりと予選で優勝できるように、一丸となって頑張っていきます。
今大会も、熱い応援、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。 

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再始動

先週から今年度の第3クールに突入しました。ここから新人大会までです。
春高で3年生の「ひろむ」が引退しました。新たにスターターとしてコートに立つのは、2年生OH「れんと」です。ついにこの選手がコートに立ちます。

現2先生は、入学生の中にバレー経験者は1名しかいません。チーム維持の観点からはとても不安な状況で春を迎えました。何人かが部活動見学に来てくれたのですが、その中で「れんと」は異彩を放っていました。体験でバレーをやらせたら、初めての経験だというのに、自分の一番高いところでボールをミートできるのです。こういう人は、あまりいません。天性のリズム感を持っているのです。私は、競技未経験者に声をかけて勧誘することは、ほとんどありません。声をかけて勧誘してもレギュラーになれる保証がないからです。でも「れんと」には声をかけました。必ずコートに立てる、という確信があったからです。
「れんと」は中学校までやっていたバドミントンを継続するかどうか迷っていましたが、最終的にはバレー部に入部してくれました。そして、今回やっとコートに立つことになりました。今週末に行われる大森杯がデビュー戦になります。

競技未経験者ではありますが、もう2年生ですし、あまり心配はしていません。普通に全体と連動して動いてくれますので。
あと、「れんと」は周囲に対し目配り、気配りができる人です。そういう性格は、必ずプレーにも反映されます。バレーは瞬間的な反射のスポーツですので、そこに必ず性格とか人間性が出るのです。そういう意味でもいい影響をチームにもたらすことを期待しています。

今後、大活躍することを願っています。頑張れ。

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déjà vu(既視感)

先週、1年次がインフルエンザにより学年閉鎖となり、週末の練習はできませんでした。3年生の抜けた完全新チームの動きだしは、明日の火曜日からとなります。12月10日には大会がありますので、ちょっと焦ります。まあでも、チームとしてやるべきことは共有されていますので、大丈夫だとは思いますが。

で、表題の「déjà vu(デジャ ビュ)」、日本語では「既視感」と訳されます。初めて行った場所なのに以前にも来たことがある、と感じたり、初めて見る現象なのに以前にも見たことがある、と感じることです。経験はおありでしょうか?

春高の全道大会に行って、私は「déjà vu」を感じていました。
10年前、現コーチの石澤くんら有力な1年生が入部してきたときのことです。高体連で1年生をコートに立たせましたが、まだ戦術が徹底できておらず3位に沈みました。これも今年と同じ。でそこからチーム作りを本格化させ、春高の全道に出場しました。初戦は地方の公立校に圧勝しました。これも今年と同じ。で2回戦、尚志学園(現科学大高校)と対戦しました。初戦はサブアリーナだったのですが、2回戦から大きなコートになりました。すると、相手のサーブに全然対応できず、いきなり12連続失点。完敗でした。試合展開といい相手チームといい、全く今年と同じ。

さて、ここまでは10年前と全く同じなのですが、ここからはどうなっていくのでしょう。10年前は白樺学園が圧倒的に強く、枠が「1」であった高体連と新人大会に出場することは全くできない状況でした。ですから次に全道に出たのは、翌年の春高。3年生のいない完全新チームでの出場でした。ベスト8に進出し、準々決勝でシード校のとわの森三愛と互角の試合を演じました。そして新人大会。初めて白樺学園に勝って全道大会に出場しました。で、準々決勝で尚志学園に勝ち、さらに準決勝も勝って決勝進出。決勝はとわの森三愛に惜敗しましたが、全道の頂点が目の前にありました。9年前の新人大会です。


当時の新聞記事です。「公立校が大健闘」と書かれていますね。

さて、今のチームがどこまで行けるのか。すべては選手たちの人間としての成長にかかっているような気がします。それは10年前も同じでした。さまざまな経験を通して子どもが大人になっていくのに合わせてチームも強くなっていきました。ここも私にdéjà vuを感じさせてほしいところです。

年末は道協会主催の選抜強化合宿に選抜されました。全道のシードチームがすべて参加します。こういった恵まれた環境を「当たり前」と思わないで、感謝の気持ちを持って自らの成長につなげてほしいと思います。ワンラリーをすべて大切にして、集中して取り組んでほしいと思います。

これからも、私にdéjà vuを感じさせてください。

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大会報告 選手権全道大会

第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会北海道代表決定戦が11月15~18日に北海道立総合体育センター(北海きたえーる)で行われ、三条は2回戦で、優勝した北海道科学大学高校に敗れました。

1回戦 三条2(25-11 25-13)0深川西
2回戦 三条0(14-25  8-25)2北海道科学大高

何もかもが初めての経験となりました。

初戦の深川西高戦。戦略的にはサーブで崩してチャンスボールをシンクロさせて攻撃する、といったところでした。ところが試合当初は緊張でガチガチで、思い切ってサーブを打てないし、攻撃も恐る恐るやっている感じでした。それでもラリーを取っているうちに徐々に緊張も取れてきたようでした。2セット目は会場にも慣れて力を発揮しはじめ、最後は10連続サービースエースで試合終了でした。まあ、あの緊張感は、彼らにとって人生で初めての経験ではなかったのでしょうか。

2回戦の科学大高戦。初戦とは逆にどれだけレセプションで踏ん張ってラリーに持ち込めるのか、といったところでした。試合当初は相手も慎重に入ってきたため、いいラリーを取りきることもできたりと、強豪相手に善戦しました。しかし相手も徐々に力を発揮しはじめ、2セット目にはあり得ない高さからの強烈なジャンプサーブが連続して炸裂し、最後は心を折られるような形となってしまいました。戦術的にどうのこうの、と言うことはないのですが、とにかくサイドの選手の運動能力が高い。特にオポジットの選手は手がつけられない高さと能力でした。まあ、「バレーあるある」ですね。一人の選手にやられてしまうという典型的な試合でした。

二つの経験。
異様な緊張感を味わった初戦、全道トップの実力を肌で感じた2回戦。三条は始まったばかりのチームですので、この経験を今後の練習にどう活かしていくかが大切です。1年生ばかりのチームですので伸びしろしかありません。今回の経験を踏まえて、甘さを捨てて人間として成長してくれることを願っています。

3年生の「ひろむ」にとってのラストの大会となりました。3年間、お疲れさまでした。満足できた3年間であったかどうかはわかりませんが、卒業後もバレーを続けていくと思います。人としての成長がバレーの技術につながっていきます。楽しみながら頑張っていってください。

三条は今週は後期期末考査です。週末から練習再開です。今年の第3クールは「ひろむ」の抜けた後のチームを構成することです。1月の新人大会で確実に全道大会に出場することが現実的な目標となります。

保護者をはじめ、たくさんの方々に応援いただきました。インスタライブでも50人を超える人が見守ってくれていました。ありがとうございました。もっと皆さまを感動させることができる試合をしていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

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全道ウィーク

いよいよ春高の全道大会が行われます。明日、札幌に向けて出発します。
春高の全道大会、今年の三条チームとしての位置づけは「一人残ってくれた3年生の集大成」と「主力の1年生の高校バレーの出発点」といったところでしょうか。残ってくれた3年生「ひろむ」にとっては最後の高校バレーの舞台となります。バレー大好き男の「ひろむ」は、高校入学時に「俺は三条では勉強はやらない。バレーしかやらない」と宣言し、見事にそれを実践しました。最後の舞台をしっかりと楽しんでほしいと思います。1年生にとっては初めての全道大会です。ほとんどの選手は「きたえーる」でプレーすることも初めてです。まだまだ技術的にも人間的にも未熟ではありますが、これからのチームとして、また選手としての成長の第一歩になってくれれば、と思います。応援してくださる方もたくさんいます。勝負の結果は別にして、一丸となって戦う姿をご覧に入れられれば、と思います。


「ひろむ」を囲んでのショットです。

なおご報告ですが、公務員を目指して活動していた「ひろむ」が、無事に広尾町役場への就職を決めました。これで心置きなく全道大会に行けます。よかったね。
ところで、これで三条バレー部3人目の広尾町役場への就職です。
大丈夫か、広尾町・・・。

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