第16回北海道高等学校バレーボール新人大会十勝地区予選会が、1月16日(土)帯広農業高校体育館で行われました。この大会で三条は優勝し、2月5日から北見市で行われる全道大会の出場権を獲得しました。

準決勝
　三条２（２５－２０　２５－１６）０帯広工業
決勝
　三条２（２５－２２　２５－２３）０白樺学園
　

春高が終わり、力のあった3年生が引退し、チームは一からのスタートとなりました。しかし12月以降に体調不良者が相次ぎ、選手全員揃っての練習はあまりできませんでした。新チームは個人の力で状況を打開することができないため、コートに立つ6人の連動で点を取るしかありません。そのために戦術の理解と熟成が必要なのですが、その練習が決定的に欠けてしまいました。年が明けて急ピッチでチーム作りをしたのですが、この大会に間に合うかどうかは微妙な状態でした。加えて、12月に行われるはずだった大森杯が中止になったため相手チームの状態を知ることもできず、全くの初顔合わせとなりました。試合をしながら手探りで相手をスカウティングして、柔軟に対応しなければなりませんでした。
ですから、今回の大会の目標は「今ある力を出し切ること」でした。結果はバレーボールの神様に決めてもらおう、という気持ちで大会に臨みました。

新チームは、中学校でバレーボールを経験してきた選手は3名しかいません。まあ「素人集団」であります。そのためできないことがいっぱいありますが、できることを組み合わせてチームに仕立てている状態です。一人で二役も三役もやってもらっている状況です。そんな中、4人の2年生が頑張ってくれました。人数が揃わない練習の中でも2年生は力を抜かずに全力で頑張っていましたし、この大会でも力を出してくれました。「強い三条」を継続しなければならない、という使命感が彼らの中には確かにあります。この使命感の分だけ、他チームをやや上回れたのかな、と感じています。

全道大会まで3週間。このチームには伸び代しかありません。3週間でさらに強くさせることができます。全道大会に出られることでチームを前に進めさせることができます。ありがたいことです。

無観客試合ではありましたが、たくさんの方々がインスタライブで応援して下さいました。ありがとうございました。今後も応援して下さるみなさんと感動を共有していけるように頑張っていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。