令和3年度全十勝高等学校新人バレーボール競技選手権大会が1月15日(土)、帯広市総合体育館(よつ葉アリーナ十勝)で行われました。三条は準決勝、決勝と失セットなく勝利し、2月3日から小樽市で行われる全道大会の出場権を獲得することができました。

　準決勝　三条２(25-13　25-19)０白樺学園
　決　勝　三条２(25-19　25-21)０帯広工業
　
高体連を終えてから半年、この大会だけを見据えてチームを作ってきました。

高体連を終えて主力の3年生が引退し、その後に素人1年生を起用せざるを得ないチーム状態から始まりました。育成プランは私の頭にはあったのですが、コロナ禍により夏休みまでほぼ練習ができない時期が続きました。育成プラン通りには全く進まず、夏休みの練習試合はほぼ全敗の状態でした。仕方のないこととはいえ、｢さすがに無理かな･･･」という思いも頭をよぎっていました。
しかし秋頃から素人さんたちが急激に伸び始め、負けたとはいえ春高の地区予選では3年生が主力の相手チームにも善戦することができ、ほのかに光が差し込み始めました。しかしながら例年に比べ練習試合が圧倒的に少なく、忸怩たる思いもありました。実戦感覚の乏しさが12月の大森杯での敗北、という形になったのだと思います。
大森杯の敗北は、選手たちを奮起させるのに十分でした。私は｢圧倒して勝て！｣と選手を鼓舞しました。
そして迎えた大会。そこには弱気を克服したチームの姿がありました。強気に相手をねじ伏せる姿がありました。決勝の2セット目、優勝がチラチラ見えたあたりで浮き足立つ場面もありましたが、それも経験。唯一の私のタイムアウトが使われました。そして歓喜の瞬間が訪れました。

さて、次は全道大会です。
チームは素人さんがバレーを覚える段階を過ぎ、｢三条(というか私)が目指すバレー｣を理解しつつあります。まだまだ下手くそではありますが、さらにしっかりと練習し、全道の舞台で｢三条バレー｣を表現したいと思います。

久々に保護者の皆さまの直接の応援をいただきました。ありがとうございました。感動を分かち合うことができてうれしい限りです。このチームはまだまだ強くなっていきます。子どもたちの成長を、これからも見守ってください。